BEGINNER
絵画について皆様はどれくらいご存じでしょうか。私は小学校の頃にクレヨンを使ってお絵描きをしていたくらいです。油絵というものがある位の知識で、アクリル絵の具すら知りませんでした。モナリザやゲルニカが何で描かれているのかすら分かりませんし、ピカソがいつの時代の人かも知りません。一方、いざ気に入った絵画を買おうと考えても、日本人は「損するのが怖い人種」です。でも大丈夫。簡単に絵画を見分ける方法を伝授します。それはシンプルです。❶材料費、❷人件費、❸付加価値、❹広告費です。では見ていきましょう。

❶材料費
【どこに描くか】
キャンバスでA4サイズであれば、格安で100円・上等品で1,000円します。他にはアクリル板、ガラス、木材、石、画用紙などがあります。
【何で描くか】
アクリル絵の具であれば安価ですが、油絵の具は1色最低100円、上等品は500〜1,500円します。他に水性絵の具や色鉛筆などがあります。
【他の資材】
筆、イーゼル、パレット、パレットナイフ、ハケ、ニス、メディウム等です。

❷人件費
【描画】
必要であれば構想・デッサンから初め、本番の塗りの作業に入りますが、殆どの方の作る絵画は作成に時間をかけています。1日3時間で3日で完成させた物は、時給3,000円で換算すると、それだけで27,000円です。高いですか?沖縄の刺青の相場は1時間10,000円です。
【乾燥とニス】
油絵の場合は塗っては1週間乾かし、その工程を何度も何度も繰り返します。ニスも光沢の場合は最大で3回かけます。

❸付加価値
【あなたが付ける価値】
あなただけの思いに刺さったもの、色合いが好きだから、私の家のインテリアにマッチするから、美容室のオシャレ雑貨として置きたい、メッセージ性、世界観、躍動感などなど...理由は様々。あなただけのセンスは絶対に大切にされるべきだと考えます。要はここにいくら出せるかだけなのです。
【他人が付ける価値】
卒業校、個展実績、受賞歴、知名度の高い方の絵には+αで価値が付きます。

❹広告費
【個展・グループ展】
広告費と言ってもインターネット広告を配信するわけではありません。個展を開くのです。グループ個展は主催している企業があります。画廊へのフィーも発生します。およそ30〜60%が差し引かれ、残りが画家の利益になります。びっくりでしょう?
※くろまるショップでは個展の価格とネットショップの価格は同じにしており、どちらでご購入いただいても損の無いように設定しております。