MAINTENANCE
絵の具の違いでメンテナンス内容は変わりません
ただし、油絵に限り、仮ニス状態ですので、作成日から1年後に「本ニス」の散布をご検討ください。画材屋で油絵用のスプレーが1,500円ほどで販売されています。なぜこのようなお願いをしているかと言うと、油絵は深部の乾燥に最長1年かかります。だから私が作ったときには散布する事ができないのです。
最適な湿度は50〜60%です

湿度が低すぎると絵の具がヒビ割れます。
湿度が高すぎるとキャンバスの木材部分、キャンバス裏面の布の部分にカビが生えます。表面はニスが散布されているのでガードは強いですが、意外に後ろが見落とされがちです。
空調で半日除湿したり、乾燥剤、シリカゲルB型(湿度50%以上より吸湿をはじめ、高湿度になるほど吸湿する)を置くなど工夫をしてみてください。直射日光は厳禁です。絵の具が色飛びます。
直射日光は絶対に避けましょう

絵画に最もダメージを与えてしまうのは直射日光です。絵の具の劣化を非常に早めます。必ず日陰に飾りましょう。
どうしても明るい所に飾りたい場合は、額に入れ、さらに額面の透明パネルがUVカットに対応している額を選んでください。
ほこりをハケで払ってください

ほこりがあると、そこに湿気やカビが付着してしまい、環境が悪くなった途端、一気にカビが成長します。
額に入れないで直接イーゼルや壁掛けで飾る場合、ハケを使って優しく撫でるようにほこりを払いましょう。