MAINTENANCE

絵の具の違いでメンテナンス内容は変わりません

ただし、Kuromaru Shopでは、アクリル絵の具の絵画は本ニスした物を納品。油絵の具の絵画は仮ニスした物を納品します。

これは乾燥の速さの問題で、アクリル絵の具は深部乾燥まで2週間かかるのに対し、油絵の具は最低でも6ヶ月、最大で12ヶ月の深部乾燥期間が必要です。

これだと油絵の具の作品は、お届けまで時間がかかります。幸いにも「油絵の具用の仮ニス」という物があり、こちらを散布して納品します。一次保護の役割が高いので、必要に合わせて深部乾燥後に「本ニス」をしてください。油絵専用の本ニススプレーをかけるだけです。もちろん額などで保護する場合は不要と考える人が多いですし、お客様の好みで決めていただいて結構です。
※深部乾燥目安は商品ページに記載がございます

Amazon油絵専用の本ニススプレー

最適な湿度は50〜60%です

湿度が低すぎると絵の具のヒビ割れの原因となり、高すぎるとキャンバスの木材、キャンバス裏面の布の部分や紙などの支持体、絵の具にカビが生えます。

多湿の場合は定期的に日陰干したり、乾燥剤(100円ショップで売っています)・シリカゲルB型(湿度50%以上より吸湿をはじめ、高湿度になるほど吸湿する)を置くなど工夫をしてみてください。

直射日光は絶対に避けましょう

絵画に最もダメージを与えてしまうのは直射日光、特に紫外線です。絵の具の劣化を非常に早めます。基本、日陰に飾りましょう。国宝などの美術品は暗室で保存されます。

暗い場合はスポットライトなどを使うと、間接照明効果でさらに美しく飾る事もできます。

どうしても日向に飾りたい場合は額に入れ、さらに額面の透明パネルをUVカットに対応している商品を選んでください。

ほこりをハケで払ってください

ほこりには湿気やカビが付着しており、環境が悪くなった途端、このほこりたちが悪さをします。

額に入れないで直接イーゼルや壁掛けで飾る場合、ハケを使って優しく撫でるようにほこりを払いましょう。

ニスを塗った絵画でも、強く押したり引っ掻いたりしてしまうと傷が付きます。